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走ったり、泳いだりしてるけど、誰から頼まれたわけでもない。ただ自分がやりたくてやってる。私の年代ともなると子育てして、住宅のローンで奔走している人だらけなのに、もしくは親の介護もチラホラ見受けられるのに、私は天涯孤独で父はいるけど様々な理由からキッパリと一線を引いて生きている。仕事も遊びも好きなようにやっている。「独身貴族」という言葉がぴったりなのかもしれない。

それがいつまでも続くとも思っていない。見えない将来にボワーっとした不安もある。でも家族がいて多くの不安を同時進行でかかえ、なりふり構わず前進している人と比べたら呑気なもんだ。

そんなもの不安とは言わないよと一蹴されるだろう。

だけど、これは階段を登ったという実感がある。お前は恵まれてるんだよ！と言われても、その足下の出来事をその人は知らない。今、目の前で呑気でヘラヘラ生きてるようにみえて、上から目線でムカつくと思われてしまう。

昨日、悩みを話してくれた人の悩みどころが今の自分と少し似ていた。その人のダンナはとある分野の有名人で、世界的に活動している。活動といっても傍目にはお祭りごとに参加してるだけに見える。それを生まれ育ちや、その人の立場を利用した売名行為とネット上で叩かれ、時々炎上もする。本人はもちろん、家族も胸を痛めている。

この人と私は事の規模は違いすぎるけど、悩みの毛色は似てる。私には何もできない。周りにいる人の心の問題。いつか解決できる！って信じて、想い願うしかできないことも分かっている。じっと我慢して耐え忍ぶだけ。

信じてもらえるように、目の前のことを一つ一つ積み上げるだけ。

過去のこと、聞きたければ話すけど、こんな苦労をしましたなんて、こちらから話すなんて気持ちが悪いよ。話すとしても、どれだけ楽しく話すかって考えちゃうもんな。昔の精神的、肉体的に苦しかったことなんて思い出してもなんの得もないだろって思ってるからね。