引っ越し①
住んでる家の立ち退きを言われたのが3ヶ月前。不動産屋さんから連絡がありました。
オーナーが急死。引き継いだ親族がニュージーランドに30年住んでるそうで、帰国、葬儀のあと即、大手不動産会社に売却したそうです。
私の更新月が10月なのですが、9月いっぱいで退去してほしいと言われました。
家賃20ヶ月を出してくれるとのことで、コレは一般的な立ち退きで支払われる8〜12ヶ月と言われる2倍。悪くありません。
しかし!
今の家が大好きです。1ミリも引っ越したくない。
そんな気持ちとは逆に不動産会社と仲介の人が私を説得にかかりました。
説得にめっぽう弱い。
喧嘩?しても説得されると折れることがあるほど、そんなに言うなら仕方ないなぁと思う性格とか気質です。
仲介役が引っ越し先を見つけてくれました。今より職場に近いし、ねこも飼える。一軒家で家賃が今と同じです。
四谷の一軒家。破格の家賃です。
駅からも近くなりました。リフォーム済みでキレイな物件なので文句なしです。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題に入ります。
保証問題です。
保証会社を立てるので具体的な保証は問題ありません。
しかし緊急連絡先がありません。
友達に頼めば済むようなものですが、1人目、一番信頼関係があると思っていた人に断られたので、もう怖くて誰にも頼めなくなりました。
緊急連絡先のはずですが、オーナー(大家さん)に提出する用紙には「連帯保証人」と書いてあるのです。古い書式なので仕方ないですよね。
保証会社を立てると説明しても「連帯保証人」という項目にサインすることがイヤなのも分からなくはない。
ちなみに親族は誰もいない訳ではありませんが、生活保護が2人、犯罪者が1人、あとは遠い親戚なのでこんなことは頼めません。
他の友達に頼むしかないのですが、保証とか緊急連絡先というのはイエスもノーもあまり良い気分ではないものです。
1人目の受け答えでメンタルが削げ落ちてしまい、誰かに頼むのが怖くて仕方ありません。
その人の気持ちは理解できます。
本当のことを言ったまでなので裏切られたとも思ってません。
現実は厳しいというだけです。
その後、信頼のおける別の友人に頼み、サインしてもらいました。
その人は今でこそ某IT会社のCEOをしてますが、幼い頃はアメリカ育ちで、親兄弟はアメリカにいるため、日本の不動産事情で私と同様の苦労したことがあったために、快諾してもらえました。
芥川龍之介の蜘蛛の糸という作品がありますが、本当にそんな感じでした。
続く