エニシングイズポッシブル

アイアンマンチャンピオンシップinハワイに出たい46歳くらいの女性のブログ。ランニング歴7年目。水泳を習って4年目。バイクは2年前に購入、去年からZwiftを導入。仕事はマッサージ師。🏳️‍🌈FTX

雑記を書きたい気分

田舎の子供と東京の子供は違うと話した50代女性がいた。その人は結婚してないし、子育て経験がない。でも周りにいる友達は子育てをしていて、甥っ子姪っ子も大勢いるらしい。

田舎の子供はうるさくて、お受験とは無縁でゲームに勤しんでる。東京の子供は品が良くて、ゲームしなくても遊び方を知っていて、みんな外に出かける。と話してくれた。

その人が知っている子供だけの話だから一概にはいえないけど、お受験するレベルの親は手間暇をかけて、ちょっと手間暇をかけ過ぎなくらいだけど、しっかり子育てしているという印象が、私にもある。

田舎の人、私も田舎出身者として話すけど、文化的な【本物】を知らないから、広告や口コミに踊らされて、便利でカンタンな、ラクな方法にさーっと流れやすい。本物はネットではわからない。クラッシックのコンサート、、ミュージカル、美術館。こういう経験は一度もなかった。でも街に来たサーカスみたいなのは、とてもよく覚えている。映画もすごく覚えている。

かたや田舎育ちは本物の大自然を知っている。都会の子供は親が海や山に連れて行ったり、林間学校みたいなのに放り込んでみたり、補おうとするけど、学校の行き来で自然に触れた田舎の子供には敵わない。

【大人になってからも成長する】

私は今生で3回くらい生まれ変わってる気がする。

生まれてから、実家で育った18年間。

やりたいことを、やりたいようにやった20代。

みんなに育ててもらった30代。

そして今。

全部違う人間、違う人生を生きているみたい。

【ヤバイ20代、マッサージと出会った20代】

20代の自分は今の自分とは全くの別人。悪いことばかり言ってたし、悪いことばかり行動にしていた。大人はみんな敵だと思っていたし、実際に警察に何度も出向いた。ちょっと書けないけど、会った人には話せるいろいろ。ひとことで表現するなら、大暴れした。

転機はマッサージに出会って起こった。接骨院に勤めて老人と話すようになったこと。

年寄りは体にガタがきてのと、自分の話を聞いてもらいたくて接骨院に来て、電気を当て、少しばかりマッサージをする。その時、誰もが家族の話をするんだけど、それに驚愕した。みんな、普通のことだと思うよね?じーちゃんばーちゃんが孫の話、嫁の話をすることが普通だと思う。ところが私の実家はそうではなかった。両親は子育てよりも、酒を飲んで男や女の下品な話が中心だった。母はアル中だったし、父は仕事も適当で遊んでばかりいた。私の成績が悪いと髪を掴んで家の中を引きづり回されたり、水風呂に沈められたり、真冬に外に放り出されたり、メシを食うなと、箸をぶん投げられたりもした。両親にとって子育ての優先順位がとても低かった。でもそれが普通だと思っていた。

接骨院に勤めて、年寄りに限らず、みんなが家族の幸せを願っているという事実にびっくり仰天した。世の中の一般的な家庭は、本当にテレビドラマみたいに家族の心配をしてるんだ!ドラマや映画って綺麗ごとじゃないのか!って。

そんなわけで、マッサージを通じて「家族とは」「人間関係とは」という至極まっとうなことを学んだ20代だった。

【美しい生き方に触れた30代】

30代はちょっと人間らしくなってきたし、マッサージと出会って天職とも思えたので開業することに。

自由診療でマッサージを受けるって贅沢なわけですよ。東京だと1時間6000円が相場。それが高いか安いかはさておき、マッサージを受ける人には余裕がある。肉体的、精神的に余裕がなくなってくると、仕事のパフォーマンスが悪くなるし、優しさも枯れてくる。それでマッサージを受ける。ただ健康なだけではなく、もっと健康になりたい人がマッサージを受ける。

そんな人たちは家族を大切にすることは当然。言葉遣いも優しさに溢れ、所作が美しい。自分の好きなことに打ち込み、周りの人も幸せにする。この人たちの先には一体何があるのだろう?と考えさせられた。

素敵な人たちと毎日会っていると、下品で乱暴な私がマッサージさせてもらえるなんて、こんな有難いことがあってもいいのだろうか?お金を頂戴しても良いのだろうか?

変なこと言ってるようだけど、同じ人間と思えないくらい洗練されている人たちに囲まれている。

30代で毎日素敵な人たちとの会話を繰り返していると、受け取った愛情の多さに驚く。一つの出来事に対して、どんなことを言葉にして、どんな行動をするのかを学ばせてもらった。私自身、10年前とは別人のようだ。お上品になったり所作が美しくなったわけではない。だけど「下品で乱暴な人」ではない。自分で言ってて照れるけど、それは変化したと思う。

先述した、田舎と都会の子供は違う方向に育つ。良い悪いではなく、違う道を歩く。だけど子供同様に大人になってからもちゃんと成長して、違う人間に育つ。身をもって感じる。私はこの10年で別の人生を歩いてる。

【感謝神経】

感謝するって簡単なようでなかなか難しい。「感謝神経」というのがあって、反射的に感謝することなんだけど、私は感謝神経がトロい。パッと瞬時に感謝できるようになりたい。

狭い道で人とすれ違う時に

20代までは「邪魔だ。どけ!」

30代までは「すみません〜」

40代は「ありがとう」

その先は天気の話をしたり、思いやりの言葉が自然に出るようになるといいし、すれ違うだけなのに、気分が明るくなるような人になりたい。逆立ちしても羽生くんみたいにはなれないけど、すれ違う人を明るくしたり、良い気分にさせることはできる。

治療院を開業して10年の節目だから、いろいろ考えるけど、同じことを考えてるよりも、次のことに比重を置きたいから、書捨てるようなつもりで書いてる。

長いな。