アイアンマンのラン 瀕死のゴール
IRONMANのスイム🏊♀️バイク🚴♀️ラン🏃♀️ - エニシングイズポッシブルの続きです。
トライアスロンはよく出来たものです。
スイムは上半身
バイクは体幹部
ランは下半身
全部を限界まで動かして遊んでいる大変高貴なスポーツです😅
慣れないバイクで7時間も漕いだら、ランでも使うお尻やハムストリング、コアな腹筋が瀕死状態。それに肋骨、脇腹の痛みがコンボで身体がサバ折れ状態。上体をかばってへし曲がった不細工で走りました。
もう、なりふり構ってられるか❗️
ランは瀕死
レース2週間前、自宅でバイクを4時間ほど乗り(zwift)それから30kmランをしたけど、20kmで足が売り切れました。それまでは5分30秒くらいのペースで走れていたのに6kmペースに落ち込みました。
それを基準に、キロ6分ペースで押していけば4時間半以内で走れるだろうなと踏んでいたけど、そうは問屋が卸さないんだな。
最初の2kmだけ6kmペースであとは7km↓8kmペースですよ。頑張っても膝下しか動かない。膝を高く上げるための筋肉は瀕死の重体です。こんなペースでも人は歩かず走れるんですね😅
しかもこの心拍計はおかしい。Garmin、大切なところで誤作動はやめとくれ。
同じ海岸沿いを4周します。
午後4時半くらいからスタートしたフルマラソン。
1周目
まだ明るかったです。
12月で初夏の南半球。白い砂浜、真っ青で遠浅な美しい海。体はクソがつくほどしんどいけど、心が満たされているのを確認しました。
アイシングとエイド
氷をひとつかみ、トライウェアの首元から入れて、肋骨の折れてるところを冷やしました。
効果があったのかはわかりませんが、日中の日差しも強く、身体が火照っていたので、気分は良かったです。ランの時は水を飲まないで、氷を食べました。水を頭にかけてもらったり、日が差しているうちは、氷を手に持って走るようにしました。
2周目
少し遅い日の入りでも、空の色が段々と暮れてきました。半分は走れたから、あとはどうにかなるだろう。しかし足が自分の思い通りにには動きません。
絶対に完走。
絶対に歩かない。
とは言え、補給のスイカ🍉を食べる時だけは足を止めました。たった数秒でも足を止めると動き出しがキツい。
それでスイカも10mやそこらですが立ち止まらず、歩いて食べるようにしました。
3周目〜4周目
3周目が一番キツイに違いないと思ってました。
しかし3周目のキツさを乗り越えたら4周目はまだまだ、もっともっと、さらにキツかった😱
足がつる?肉離れ?みたいな痛みが出ました。大丈夫か?ゴールまで待ってくれよ〜と不安になるほどでした。
海岸沿いの夕焼け空がとてもきれいで、それを見ると一瞬でも痛みを忘れます。
しかし、4周目に入ると、とっぷりと暮れてしまい夜空に満天の星が光っていても、肉体的苦痛のほうがそれを上回っていました。
こんなんでゴールできるのか?足は動き続けるのか?ラストは少しでも良いから軽快に走れないものか?
自分では走り続けているつもりでも、スピードは早歩きと同じくらいです。
頑張ってもこの程度の実力なのか…と悔しくて悔しくて仕方なかった4周目。長い長いランでした。
でもゴールが近づき、憧れのアイアンマンゴールを目前に、何かがグワッとこみ上げてきました。なんて有難い痛みだろう。ここまでにいろんな人に助けて貰った。ここに来るまでに、仕事があって、いろんな人に励まされた。
痛くない方が良いけど、痛くてもゴールできる。
ネオンに照らされ、大音量と拍手で黒いゴールゲートをくぐると、感動して両手で顔を覆って泣いてしまいました。
書きながら思い出しても涙が止まらない😭
怪しいANAの機内にて書いてます✈️
ゴールゲートはこんな感じ。
メダルとタオルをボランティアの中学生くらいの男の子に貰いました。
リストバンドはランで4周回するので、ゲートを通るたびにもらいました。記念品です。
ゴールの写真を買おうかなって思ってます。
そんなこんなで長い1日でした。