トライアスロンIn徳之島2/2
ここからバイク75km。とにかく雨。文章は読み手を意識しない長さ。
【トライアスロン用のシューズ】
同じ宿の人がトライアスロン用のシューズを履いてると言ってた。メッシュでできていて、靴底から排水されるよう穴が空いてるらしい。大雨の中、バイクのスタートをしてすぐにその必要性が分かった。靴下に染みた雨水がシューズの中に溜まる。3時間もバイクに乗ってると足がふやけてしまい、ランでひどいことになった。後述。
【バイクは濁流の川を渡れる】
大雨☔️で徳之島を1周すると道路が冠水してるところもたくさんあった。冠水するところは坂を降り切った最もスピードが出ているところ。危険が伴うと盛り上がる、俺。こういう時、自分がちょっと危ない人なんだと分かる。
冠水だけではなく、畑の用水路から溢れ出した濁流が、道路に流れ込んでいるところがあった。ペダルまで浸かる。真っ黄色な濁流の中を私のスコットちゃんが進む姿は勇ましくて、惚れ惚れした。お前を選んでよかったよ❣️これからもよろしく。
【バイクのDHバーはほとんど使わず】
悪天候やアップダウンのコースではDHバーは使わない。カラダを小さく丸めてバイクごと握り潰すように乗ってないと突風で吹き飛ばされちゃうな。
【応援素晴らしい📣】
トライアスロンに出ている人は好きでやってるからいいとして、吹き付ける嵐の中でカッパをきて傘をさして、ずぶ濡れになりながら応援する島の人たち❣️繰り返し参加したくなるのも頷ける。子供達も全力で応援してくれる。お母さんたちは鍋の蓋をおたまで叩いて応援してくれる。私は誰よりも涙腺が緩い。何度も涙が出て、それを雨で洗い流しながら走った。応援のおかげで最初から最後まで集中が切れなかった。好きなことができる人生で、なんて幸せなんだろう!島の皆さんに心から感謝します。
【足のしびれ、膝の痛み、水ぶくれ多発】
乗り出しは膝に違和感があった。テーピングしかなったことを悔やんだけど、温まると気にならなくなった。
バイクに乗って1時間もすると、足指が痺れて感覚がなくなり、しばらくすると手先も痺れてきた。バイクで痺れたことがなかったので、雨に濡れて体が冷えていたのかもしれない。レース自体は寒かったらしいけど、その割に興奮してるのか全然寒くなかった。
雨で靴下が水浸しになり、足の指先に水が溜まってふやけて不快だったけど、それはランの時に酷いことになった。バイクを終え、せめて走り始めだけでも快適にと、足を拭いて、靴下を履き替え、ランニングシューズを履いたけど走り始めてすぐ、左右、複数箇所に水ぶくれの痛みがで始めた。
レース中の水ぶくれは忘れるしかない。時々痛くて思い出すけど、忘れる。それを何度も繰り返した。
ゴールして、宿に帰ってから水ぶくれを4箇所潰して、テープして、ようやくまともになった。これが肉体的に一番キツかったな。
【まだまだバイク初心者。とにかく抜かれた】
徳之島. S B. R. T
83 163 58 99
320人 25.9%50.9%18.1%30.9%
4月の石垣島に比べて順位が8%アップした。バイク50.9%というのが辛いというか、平均越えできないので悔しかった。スイム83位からバイク163位…80人に抜かされた。次の木更津トライアスロンの目標は上位45%にしておこう。このままでは終わらないぞ!
【補給】
スイムは短いので補給なし。トランジッションでポカリひと口だけ。
バイクにはポカリ1200を2本に分けて。15分に1度は飲むように心掛けた。実際には1本600しか飲まなかった。
雨が降ると汗の実感がなく、水分補給を怠り脱水するとはよく聞くけど、お腹のチャポチャポ感があったので2本目は手付かず。
バイク1時間でこれを投入。170kcalなのがいい。
左の栄養ドリンク味。これは頂き物だったけど、バイクにはちょうどいいかも。胃腸が丈夫ではない。レース中はこういうジェルかスポーツドリンクからカロリーを取らないと吐き気や腹痛が出やすい。
バイク終わり、トランジッションでコイツ。
100kcalくらいかな。そしてあらかじめ炭酸を抜いておいたコーラをひと口飲んだ。
ランの13kmで最後の補給。
全部カフェイン入り。コーヒー好きとしてカフェイン中毒。カフェインのチカラで持ち堪えた。
【手がむくむ、腹がへん】
大雨のせいで肌が冷えて汗をかきにくい。
手先がムチムチむくんで、腹がずっとチャポチャポするし、時々痛かった。我慢できないほどではないけど、雨対策で覚えておきたい。
【ランのペースメーカはDr.コトー】
ランの最初の10kmはペース5分30秒と決めていた。すると絶妙なペースで走る男性がいて、その人について行くことに。前後に誰もいないところで随分と長い時間2人で走るのもなんなので「ペースが丁度いいのでペーサーになってください」と話しかけてみた。神奈川の人で前に徳之島に住んでいたとのこと。すると沿道から「センセー!がんばってー」「わ!センセー❣️」と子供からおばあちゃんまでがその男性の応援をするので「何の先生ですか?」と尋ねたら「医者なんです」と。
Dr.コトーに憧れて徳之島で働いたことがあったんですよと、セルフヒストリーを聞かせてもらい、こちらも自己紹介してみたり。5分30秒の絶妙なジョグでお互いに「気が紛れていいですね〜」と楽しんだ。10kmからはペースアップしますね、と前置き。ぴったり10kmの補給所でセンセーは島のお友達?に捕まりお話に花が咲き、そこでお別れになりました。ゼッケンナンバーも覚えてないし、年齢も聞かなかったから特定ができないけど、とても楽しいランができ、機会があったらぜひぜひお礼を言いたい。
【ラン、その他】
スピードは出ないけど雨でラクだった
走り始めはスネが硬くて、そのうち吊って走れなくなるかも?と不安になる程硬かった。バイクの際、かかとが下がっているのでは?と人に言われたけど、そういうものなのか?後日、確認してみよう。
多分、景色はキレイだけど、アップダウンしかないコースで、それを見る余裕がないほど雨に降られた。ヨダレも涙も鼻水も全部垂れ流して前に進んだ。
そしてゴールにはテープが張られていた。ちゃんとテープを持ってゴールできたのが嬉しかった。ボランティアの子供からタオルを受け取り、毎度のことだがしゃくりあげて嗚咽泣き。無様でもこの瞬間だけは自分に感動する正味1分間。
はい。疲れてるからまとまりのある書き方はできない。ぼわーっと書きました。