高い目標

自分を突き動かす何かは2つあって

一つ目は

子供の時の憧れの気持ち。

もう一つは

悔しさ。

世の中を平和にしたいっていう

自分の欲を捨てた、利他的な心ではない。

人間として未成熟なまま

自分の欲のために突き動かされる。

子供の時に夢見ていた気持ちが

45歳の中にも

1ミリも色褪せずにある。

その気持ちを大切にしたいから

とにかく動こうとしている。

同じ人間なんだから、オレにもできる。

って子供の時は当然のように思っていた。

その気持ちは今でも聖域。

絶対に誰にも邪魔されたくない。

トライアスロンを絶対にやりたい。

とは思っていない。

そのやる気を邪魔しないでください。

と思う。

やる、やらないは自分で決める。

自由意志を邪魔されると

死に物狂いで自分を守りたくなる。

例えば誰かに迷惑かけてまで

トライアスロンしたいとは全然思ってない。

でも

トライアスロン辞めて、もっと仕事したら？

って言われた時は腹が立った。

むかしのことだけど。

仕事はちゃんとしてるのにって悲しかった。

もう一つの「悔しさ」は

いろんな方向から悔しさが滲み出てくる。

とにかく人と比べると悔しくて爆発しそう。

バカにされてる気がする。

バカでもいい。

それを自分で乗り越えないとダメだ。

30分に一回は死を意識する。

（注:そういう奴は絶対に死なない）

それは来世でも必ずやり返してやる！

というくらいの気持ち。

時間を超えてでも、やり遂げたいと

激しく自分をコントロールしている。

自分のことを不気味に感じるほど

諦めが出てこない。

悔しさは勝ちでは癒されない。

倍返しをしても幸せにはならない。

どこかで自分を超えた時に

嵐が止んで静けさが訪れる。

去年の秋オーストラリアのironmanでは

そうだった。

順位やタイムは惨敗で

折れている肋骨が痛すぎた。

でも自分を超えた。

だからいいやって満足した。

高い目標を掲げないと自分を超えられない。

自分のトリセツにはそう書いてある。

高い目標を

いい加減な口先だけの処世術と言われても

とにかく超えたいからそうするしかない。

高い目標がないと

開業もしないし、トライアスロンもしない。

今の自分はいない。

人との出会いもない。

高い目標で信用を失ったけど

私はそういう嘘つきみたいな人でもいい。

衝動に突き動かされてここまで生きてる。

私以外の人がどうやって生きてるかなんて

どうでもいいんだよ。

みんな自分の持ち場で必死なんだから。

他人のことはどうでもいい。

ただ優しい人でありたいと思う。

自分の意思で優しくしたい。

他人のことなんてわからない。

でも自由に生きることをニッコリしながら

応援するくらいはできるような気がする。

なんかあったら

温かいご飯と

温かい風呂と

温かい布団くらい用意したい。

これは人間の好き嫌いに関係なく

人類愛みたいなもんだ。

それも自分のために思ってるんだよ。

自分が優しい人って思われたいから。

余裕があれば自然と

人間は優しくなるんだよ。

たぶん。