30代からの女の履歴書

20代は狂っていたので

書いたら膨大になる。

めちゃくちゃな話が多すぎて書けない。

30代。

10年間一緒に住んでた人がいた。

住んで2〜3年で「別れましょう」と

こちらから言ったのに

その人は私の家から出て行かず

結局は10年も一緒に暮らした。

彼女はやりたい仕事を見つけて、

独立を見据えて出て行った。

今でも一番仲のいい人だけど、

恋愛関係は皆無。

いつも私のことをディスるし

ディスられても嫌じゃない関係だから

今では唯一の家族。

10年も一緒にいて辛い時期もあったけど

この人のおかげで人と暮らす温かみを知ったし

人はお互いに成長できることを知った。

出て行く前は悲しくて悲しくて

ずっとメソメソしていた。

引っ越し当日。

彼女の荷物がなくなった家に

仕事から帰宅した。

あれ？

サッパリした。

ってなった。

涙も出なかった。

今は別々の道を歩いてるけど

10年かけて強い関係になった。

その後3人と親しくなった。

ざっくりアラフォー時期の話。

1人目は遠距離で道に外れた恋だった。

詳細は伏せる。

2人目は女同士の出会い系で探した。

本気で探す。

自分の中では婚活だった。

ところが女同士は絶対数が少ない。

そして年代も10代〜50代までで

メンヘラも多く

優良物件が全然出てこない。

それでも根気よく探して2年。

やっとお付き合いすることになった。

ところが結構な頻度でハレーションを起こす。

変なことでグチグチと怒る。

なんか変だなって思っていたら

会社にも友達や家族にも言わず

10年くらい薬を飲んでいると告白された。

うつ病だった。

今思えばうつ病だけじゃなくて

捻くれたところもあった。

事件の数々は書かないけど

かなり振り回された。

それでも少しでも楽になって欲しくてね。

一緒に住もうかな？と考えたこともあった。

今思えば

私、優しすぎるだろ？という感じだけど。

別れは突然やってきた。

早朝に叩き起こされ

くまちゃん！私、ムリー！！

と警察呼ばれるぞ！みたいな大声で叫ばれた。

突然過ぎて、キョトンとして

荷物をまとめて外に出た。

短い4か月の付き合いだった。

これでもう、女同士の出会いの場で

好きな人を探すのは辞めようと決心した。

同性愛者は病んでいる人の数が多い。

私もおおいに病んでいるから

なんとも言えないけど。

2か月後、

その人が予告なしに私の家に押しかけてきた。

病気だね。

寒い日だったので家に入れて

3時間ほど話を聞いた。

話の内容は、私への文句だった。

うん、うんと、とにかく聞いた。

そして最後に

「もう一度やり直したい。必ず変わるから」

と言われて、めちゃくちゃズッコけた。

「うつ病と向き合ってから、考えましょう」

と言って送り出した。

この出来事は大変だったけど

いい経験だった。

また付き合いたいと言われたことは

完走メダルを貰うような嬉しさだった。

自分が人として落第点だと思っていて

生まれ育ちの悪さを嘆いていたけど

ここに来て、マイナスからゼロ、

もしかしたら少しプラスになったのかも…

と、人生捨てたもんじゃないな

って気がした。

さて、3人目。

最近のこと。

詳細は伏せるけど

些細なことでケンカして

連絡が取れなくなった。

だからケンカの理由と

連絡が取れなくなったことは関係ない。

とても素晴らしい人でした。

社会的にも人間的にも完璧な人。

その人の置かれたいろんな立場を

本人は時々嘆いてたけど

私からしたら、

人としてものすごく美しい生き方で

尊敬してるし、

逆立ちしてもマネできるものじゃなかった。

別れた理由は

本音で付き合ってなかった。

キレイな付き合いをしました。

私の人生の中ではモデルルームのような

完璧なお付き合いだったけど

ぐちゃぐちゃしたことは何も起こらなかった。

別れるのは仕方ない。

だって、波長が合わないし

価値観も違うからね。

でも合わせてくれてたんだろうな。

あんまりいい言葉じゃないけど

「おつかれさまでした」

と言いたい。

私の世話をするように

本当に頑張ってくれていた。

あまりに自然すぎて、

がんばってることに気づかなかった。

でもね、今でも大切。ずっと大切。

嫌われてもいいから、

本音で付き合える人を探さないと。

とにかく瞑想とトレーニングして

自分を取り戻そう。