シンスプリント考察(自戒の念)
自分への自戒で書いてます。
シンスプリントはスネの内側の骨の後ろに張り付いてる筋肉の炎症。
中堅どころのランナーから実業団選手までもが悩みがち。
スピードを追い始めると痛くなる。
お調子者がなりやすいのかもね😅
ランナーにありがちな足の故障(ランナー膝、ジャンプ膝、鵞足炎)などとの違い
ありがちな足のケガは靭帯(腱)の擦れ、膜の傷による炎症(擦り傷みたいな状態)で、要は「表面のキズ」なのに対して、シンスプリントは筋肉の膜(表面)と筋繊維部分(コア)の両方が傷んでて、特にコアのキズを治すのに時間がかかるのだと思います。
コアな部分の傷に似ているのは肉離れです。
肉離れは筋繊維がちぎれているわけですが、筋肉がブッツリ切れてたらそれは「筋断裂」といい、縫って繋げないと動けない。
肉離れのイメージは1000本ある筋繊維の50本くらいがちぎれちゃってる状態です。ちぎれた筋繊維は繋がったとしても不揃いです。それよりも周りの950本が太くなるまで少しづつトレーニングして日頃の馴染んでいく。
話をシンスプリントに戻します。
治ったのか、治ってないのかわからない、繰り返されるのがシンスプリントの悩みどころです。シンスプリントで長引く筋肉のコアなところは肉離れほどじゃなくても筋繊維が引っ張りに耐えきれず5本くらいちぎれたり、ほつれそうな危うい状態ってイメージしてます。その部位にフワッと炎症を起こしている。治ったのか⁉︎治ってないのか⁉︎ その辺の判断が難しいのは、この小規模な筋繊維のホツレだと思います。
繰り返される理由
筋力、筋肉と関節の硬さ
理由はこれに絞られます。
サブ4を達成して、毎月150〜200kmも走っていると筋力は結構ある…と思いがちです。でも欲が出てスピードを追い始めると、その筋肉はまだ出来てない訳です(激しく自戒)
それをカバーするのは筋肉と関節の柔軟性やバランスです。
部位別で説明します。
足首周りには「足根骨」といって細かい骨が沢山ありますし、足の指も沢山関節があって、それらはイカダを作る時の紐のように骨と骨を結びつけてます。でも微妙に動く。動くから複雑な動きをしてくれるんですけど、足の筋肉が疲れて突っ張らかってくると、腱のバランスが崩れて関節がズレる。イカダが転覆するように足底筋膜炎とかシンスプリントとかあっちもこっちも痛くなるんです。
股関節や膝にも同様なことが起こってます。
単にふくらはぎが硬いからシンスプリントになっているというよりも、足首や股関節の可動域やバランスを取り戻さないと再発します。(自戒)
シンスプリントの痛いところは鍼や超音波や軽めのマッサージが有効です。痛いところを探ってグイグイ押すマッサージは炎症を強くするのでダメです。それよりもふくらはぎ全体を柔らかくすることが大切です。ついでに足裏のアーチも揉みます。青竹踏みやゴルフボールも利用します。余裕があったら腿の内側。あぐらの姿勢でできるところをほぐします。
そして股関節のストレッチをします。
自戒の念を込めて込めて言いますと、前屈して指先しかつかないようではケガします。同様に前後開脚も大切です。
足首のストレッチやエクササイズもします。
私の足首ストレッチは高橋Qちゃん直伝という自慢の逸品です。これをサボってシンスプリントになりました。
ランニングを続ける上でもう絶対にサボりません。ごめんなさい、Qちゃん。
自分のために記録しました。シンスプリントに関しては「走って治せ」はありません。
病気、ケガには意味がある。モヤモヤ考えて、考えて、考え尽くして、今のところこんな感じです。以上